ジンバル操作に長けていないと、定速で動かしているつもりが、いざ動画を確認してみると早くなったり、遅くなったりしていてがっかりすることがあります。今回は、ジンバル設定を見直して、滑らかにかつゆっくり、定速で動くようにしてみたいと思います、、、

＜確認環境＞

• MavicPro
• DJI GO v4.0.8（iOS 版）

初期値は上図の通りとなっています。
それぞれの項目についてみていきます。

ジンバルピッチ速度

ジンバルの速度です。値が大きいほど、ジンバルの動きが速くなります。

ジンバルピッチを30度まで…

通常は、6時の方位（真下）～9時の方位（前方）までしか動きませんが、これを11時の方位（前方よりちょっと上）まで駆動するように変更できます。

ジンバルピッチの滑らかさ

この値が大きければ大きいほど、ジンバルが滑らかに動きます。ここでいう滑らかとは、ジンバルのダイアルを回したときに直ぐに反応せずゆっくり動き出しまた、ダイアルを離したときに直ぐに反応せずゆっくり止まることです。

ジンバルヨー・シンクロ・フォロー

ラダーに併せてジンバルを動かすか否かの設定です。

以上を踏まえて、ジンバルのダイアルは常に最大まで回すことを前提とし、滑らかにかつゆっくり、定速で動くよう私が設定した値は以下の通りです。

ジンバルピッチ速度 10

値を小さくし、ジンバルがゆっくり動くようにしています。

ジンバルピッチを30度まで… ON

前方に動きながらジンバルを動かすことがほとんどない（カメラに機体が映り込むことがほぼない）のでこの設定を ON にし、11時の方位（前方よりちょっと上）まで駆動するようにしています。

ジンバルピッチの滑らかさ 28

できる限り滑らかに動くように大きな値を設定しています。

ジンバルヨー・シンクロ・フォロー

特に不都合ないため、初期値のままです。

以上です。
ジンバルの動きは非常にゆっくりですが、これで滑らかかつ低速にジンバルを動かすことができるようになりました。
機体を操作しながら、ジンバルのダイアルも細かく操作できるようになればまた違った設定値になると思いますが、今はこのような設定でいきたいと思います。

これらの設定は DJI GO 4 のシミュレータで設定・試すことができます。
皆さんも自分に合った設定値を模索してみてください。