JBoss AS は、マイクロコンテナと呼ばれるカーネルを基とし、
そのカーネルにプラグインすることで、JNDI や IIOP, クラスタリングなどのサービスが提供されます。

それらの機能をパッケージングした設定一式のディレクトリのことをサーバー設定と呼び、幾つかの用途別にあらかじめ用意されています。
今回は、既に用意されているサーバー設定についてご紹介します、、、

＜サーバー設定＞
・default
　JavaEE 5 標準のサーバー設定です。通常利用するサーバー設定となります。
　ただし、JAXR, IIOP, クラスタリングサービスは含まれていません。

・minimal
　最小構成のサーバー設定です。
　JBoss を起動するのに必要なサービス（ロギング, JNDI サーバー, URL デプロイメントスキャナー）だけで構成されているため、
　minimal 構成から構築する際は、必要なサービスだけ入れていくという形になります。

・all
　JBoss AS が提供する全サービスが利用可能なサーバー設定です。
　default サーバー設定では提供されていない RMI/IIOP や クラスタリングサービスが利用可能です。

・standard（JBoss AS 5 で新規追加！）
　JavaEE 5 で認定されたサービス群から構成されるサーバー設定です。

・web（JBoss AS 5 で新規追加！）
　軽量な Web コンテナです。
　JavaEE 6 の Web プロファイルのプレビューとなります。