Phantom 2 バッテリーを塩水で廃棄処理
中古で購入した Phantom 2 バッテリーの充電中に様子を見ていると、LED ランプの点灯が怪しい…。そして、触ると熱い。これはやばいっ!ということで、すぐに充電を止め廃棄することにしました。今回は、リポバッテリーの処分方法でよく紹介されている塩水を使った方法で廃棄処理してみましたのでご紹介します、、、
まず、私が廃棄を決めた充電中に起きた現象についてまとめておきます。ちなみに、充電前もバッテリーには膨らみがありました。
- LED ランプが2つ点灯したまましばらく何も変化がなく、その後点滅に変わった
- メキメキっと音がした(バッテリーが膨張したことによる、プラスチックの亀裂音か!?)
- バッテリー本体を触ると、異常に熱かった
このような現象に遭遇したら、すぐに充電を止め、廃棄することをお勧めします。
次に、バッテリーの状態確認です。膨らみが確認できます。
それでは、バッテリーを完全放電させるために塩水につけてみます。2L ペットボトルの上部を切りとり、バッテリーが完全に浸かる程度に水を入れ、食塩を入れます。多めに入れとけばいいでしょうということで、今回は水の量に対して 10% の食塩を入れてみました。水に浸けて約1時間経過後、こんな感じになりました。
Phantom 2 バッテリーの上部付近から水色の何か(ジェル?結晶?)が出てきているのがわかります。また、ガス(気泡)も発生していて、何とも言えない嫌なにおいも出てましたので、換気の良い場所に置くようにしましょう。完全放電するまでこの状態で放置しておきます。
約2週間経過後の7/25(水に浸けたのは7/10)の様子はこんな感じ。
結構な量の水色の物体がペットボトル底部に沈殿してますね。また、ガス(気泡)の発生もなく、落ち着いた状態になっていました。
最後に、取り出して水で洗い流せば完了です。
あとは、お住いの地域のゴミの分別に従って、ゴミに出せばいいでしょう。
以上です。
今回は危険な状態の Phantom 2 バッテリーを食塩水に浸けて廃棄処理してみました。
リポバッテリーはその仕組上、可燃性のガスが発生しますので、然るべき方法で廃棄する必要があります。不用意にそのままゴミに出して火災を引き起こすことのないよう、廃棄まで取り扱いには十分注意しましょう。