Zenmuse for Phantom 2 のコネクタについて
今回は Phantom 2 のジンバル Zenmuse についてのお話です。Zenmuse のコネクタには2種類あります。機能的には同じと思いきや、大きな違いがあったのでご紹介します、、、
まずはコネクタ形状の説明から。
写真の左が GoPro 背面の Hero 端子用、右が mini-USB 端子用のコネクタです。使い勝手としては、背面の Hero 端子用の方が装着度が強く、丈夫。一方、mini-USB の方は、リボンケーブルということもあり、切れそうで心配といったところでしょうか。実際、リボンケーブルの方は断線して、故障するケースもあるようです。ちなみに初期の Zenmuse には Hero 端子が搭載されていて、その後 mini-USB 端子に変わったようです。
一見すると Hero 端子の方が優秀に見えますよね?巷では、部材が足りなくなったとか、コストダウンのためにリボンケーブルのものに置き変わったのでは?と憶測が飛んでいます。私もそう思っていましたが、大きな間違いでした。
mini-USB 端子用コネクタ(リボンケーブル)の方が優秀です!
とにかく、機能的な違いが大きいです。
GoPro の映像を取得するには mini-USB 端子用のものを使う必要があります。背面の Hero 端子用ではできません。
映像取得って何に使うの?ということですが、FPV 化する際に使います。GoPro の映像を送信機(電波)で飛ばして、手元のモニターや、ゴーグルで映像を見られるようにするためです。はじめ Hero 端子用で試したところ全然できなかったので、リボンケーブルのものに変えたらすんなりできました。
というわけで、一見貧弱に見えるリボンケーブルのコネクタですが、こちらの方が機能的に優秀というお話でした。皆さん、破損しないよう大事に使いましょうー。